デカルコマニー
デカルコマニー(下記詳細)と言う技法を用いて蝶々をつくりました。
図鑑を見て蝶々の模様や形をを調べてみると、鏡でうつしたみたいに
左右対称になっていることに気がつきます。
蝶々だけでなく私達人間も含め、生き物はだいたい左右対称にできていています。
左右対称の模様をつくるにはこのデカルコマニーという技法がぴったりです。
画用紙の半分にえのぐで模様を描いたあと、真ん中で折ってしっかりとこすります。
ゆっくり開いてみると予想していなかった模様が現れます。
きれいな模様を描いた画用紙を切り取ると、世界にも珍しい不思議な色と形の蝶々の出来上がりです。

小学生の中にはとっても小さな蝶々をつくって板にピンで打ち、標本のように仕上げた子もいました。
こだわるほど奥の深い技法だな〜と感じました。





デカルコマニー(decalcomanie)とは、
フランス語で「転写法・転写方式・転写画」を意味する用語で
紙と紙などの間に絵具を挟み込み
その上から圧力をかけることで、絵具は押しつぶされて広がり
作者の意図しない偶発的な形態を得ることができる技法です。

紙を用いたデカルコマニーには、2つ折りした紙の間に絵具を挟み、再び開く方法や
アクリル板や紙面上に絵具をのせその上から別の紙を押し当てるなどの方法があります。
紙を2つ折りにする方法によりできあがる形態は、折り線を中心に左右対称になります。

元々は紙に描いた絵を、陶器やガラスに転写し絵付けするための技法でしたが
画家のオスカー・ドミンゲスがこの技法を絵画作品に取り入れました。
デカルコマニーによるイメージは、制作者のコントロールや意識に関係なく
偶然性にゆだねられます。
その偶然や無意識により現れたイメージは、見る者の想像力を拡大させる効果があるとし
シュールリアリストの画家達の間には、フロッタージュなどと共に
オートマティスムの一つの手法として広まりました。
特に、マックス・エルンストによる作品は有名です。

参考文献:岩波西洋美術用語辞典・新潮世界美術辞典・Wikipedia・武蔵野美術大学造形ファイル



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